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■パルプ・セッション | ||
GM | : | ここからはパルプ・セッションで処理しましょう。 |
巻末のパルプ・セッション&プラネット・プラン用補助シートをプレイヤーに見せる。できることがまとまっているので分かりやすいだろう。 | ||
GM | : | あなたがたは交易小惑星ディモスでは信用度0の存在です。もちろん偏屈なハレーさんの説得は信用度0ではムリです。 |
リット | : | まずは信頼を勝ち取らにゃならんわけね。 |
GM | : | はい。パルプ・セッションでとれる行動は以下の通り。最初にできるのはA:惑星探査かB:設備使用(か今回はないので割愛するC:タスクチャレンジ)です。 |
パルプ・セッションの『冒険ルール』では次のようにPCができる行動が決まっている。最初はABCのどれかだ。 A:惑星探査……どんな惑星か概要を決定する。これを行うとD〜Iもできる。 B:設備使用……PCのスペースシップにある設備を使う。 C:タスクチャレンジ……今回は割愛。 D:降下イベント……イベントを発生させることでクエストが開示できる。 E:拠点作成……施設〈拠点〉を作って信用度を1上昇する。 F:遭遇戦闘……戦場にいる何者かに戦闘を仕掛ける。今回は戦場がないため割愛。 G:噂の探索……噂を辿りこの星にいる仲間/施設/食料のいずれかを発見できる。 H:施設使用……噂で発見した施設を使う。 I:シナリオイベント……降下イベントで発生したクエストを進める。 | ||
GM | : | 船員名簿順に行動を解決します。リット>マリ−>シンクの順ですね |
▼リットの手番 | ||
リット | : | とりあえず惑星探査! |
GM | : | はい。判定などは必要ありません。 |
リット | : | 無いんだ? |
GM | : | 行動の決定権が手番となったプレイヤーにあるのです。 |
そう言って僕はトランプを引いていく。プレイヤーにトランプを引かせてもいいのだが、オンセでのトランプの操作は若干面倒なので今回はGMが引く。 | ||
GM | : | (トランプを見る)……では、まずリットはこの小惑星が二次産業交易星だと分かります。各惑星のテクノロジーが集まる星ですね。 |
リット | : | 結構大都市小惑星? |
GM | : | 取引先の星は機械の星とか蒸気科学の星とか。そして遺跡発掘で盛り上がるロストアークなどです。一種の学術都市としての側面もあるようですが商人にとってはそうではありません。 |
シンク | : | シーマも歓迎されそう。 |
マリー | : | 私の地元も取引先になってそうだわw |
GM | : | オールドテクノロジーですか。だからデータにあったのかもしれませんね。それでいきましょう。 |
どんどんプレイヤーの意見に乗っかっていく。それらしい物語が勝手に醸成されていくのは面白い。 | ||
GM | : | (トランプを見る)……とはいえ、ディモスにいる種族はそのほとんどが人間です。人造人間やサイボーグ、エイリアンなどはあまり見ませんね。で、治安レベルは3。交易地として一般的で、良くも悪くもない。技術レベルは4。みんなスペースオペラ的一般装備、光線銃とか宇宙服とかをしています。空には半重力バイクや自動化されたカーゴが飛んでいます。住居はシェルターなどです。……リットはこのような情報を得ました。 |
リット | : | ふむむ。 |
▼MALの手番 | ||
GM | : | これで出来る行動が増えました。D:降下イベントをする、E:拠点を作る、G:噂の探索をする、も選択肢に入ります。もちろん、Bのジョルダーノ・ハーパーの設備を使ってもいいでしょう。リットの次はマリーの番ですね。 |
マリー | : | 今のところ設備を使うようなことはなさそうかな。 |
GM | : | 降下イベントをすると、ハレー氏に会えるかもしれません。拠点を作るときにハレー氏に伝手をとる、という演出をしてもいいです。 |
今回のシナリオではハレー氏に会うことがPCの目的の一つなので、パルプ・セッションの運用でそれを行うのにどういう処理でそれをするか噛み砕きながら伝える。もちろんハレー氏を納得させることができるのは信用度3にすること以外にない。……なので演出に過ぎないが、TRPGではこういうことが効いてくると僕は思う。 | ||
マリー | : | 拠点というと大げさな感じだけど宿でも決めるのかしら |
GM | : | そうですね、今回はちゃんと治安もいいので宿をとるという演出になるでしょう。恐竜惑星とかだとテント張ったりするわけです。 |
マリー | : | なるほど。……船長を見つけたときは革のテントで寝袋に入ってましたっけ…… |
GM | : | ハレー氏傘下の宿屋とかなら彼と話す機会もあるでしょう。 |
マリー | : | オールドテクノロジーの取引先だし適当な宿を紹介して貰いますか。 |
GM | : | はい。ハレー氏にはまだ会わないのですね。OKです。(トランプを引く……宿屋の名前を決めるためだ)「MAL? ディモスなら『リキッド』っていうホテルがおすすめよ。部屋を取っておくわね」と1話で会った女性整備員が超光速通信で話してくれる。 |
マリー | : | このひと行く先々で出てきそうだわw |
これまでに培ったNPCなどは積極的に利用していこう。 | ||
GM | : | きっとリキッドは低重力下での流体を利用した奇抜なホテルですね。 |
マリー | : | 「取引先とはいっても私たちには土地勘も無いところですし、ありがたい紹介です」 |
GM | : | リキッドに着いたあなたたちはホテルの従業員の出迎えを受ける。 |
GM | : | ホテルマン「いらっしゃいませ。ジョルダーノ・ハーパーのクルーの方々ですね。おまちしておりました」……これで、君たちはどこの馬の骨ともしれない者ではなくなりました。信用度1です。 |
▼シンクの手番 | ||
シンク | : | ロビーに置いてある新聞を無造作に抜き取っておく。 |
GM | : | ホロ新聞ですかね。誌面が動画になっていて動くような。 |
シンク | : | 新聞には何か面白そうな噂でもあるかな? |
GM | : | 噂の探索? では、まず見つけたいものがフォロワー・施設・食事、あるいはどれともなしに全部のどれがいいですか? なお、この惑星で起こっていることを知りたいなら降下イベントも該当するでしょう。 |
シンク | : | なるほど、じゃあ降下イベントにしよう。 |
GM | : | (トランプを引く)では、新聞の見出しに『マッドサイエンティストの寵児!』と書かれている。 |
本来はNPCなどと会話することでこうしたイベントになるが、シンクがスマートな形で情報を収集しているのでそれにのっかる形にアレンジしてみる。なお、この『マッドサイエンティストの寵児!』という見出しはチャート表の見出しと同じだ。 | ||
GM | : | 読むと『この星には多くの科学者もいるが、その中の一人が自称最狂のミュータントを生み出した。もちろん、そいつは古い映画よろしく暴走し、生みの親を殺してこの星で暴れている』と記事があります。どうも映画の宣伝とかではありません。こいつはノンフィクションのニュースですね。 |
シンク | : | 何か対策とかされてたりするかな? ハンター募集とか。 |
GM | : | 今のところ、地元の自警団や銀河パトロールが動いていますが、芳しくなさそうです。 |
ここらへんの受け答えはアドリブだが、基本的にPCが動かない限り状況が改善されないことさえ押さえておけば間違いはない。ハンター募集されていることにしても良かったが、ちょっとアドリブの量が増えそうなのでやめておく。『芳しくない』というだけでもこのプレイヤーたちは動いてくれるからだ。 | ||
シンク | : | 討伐すれば恩を売れるな。 |
GM | : | はい。今のイベントでクエスト『討伐(ミュータント)』が発生しました。これがクリアできれば、君たちの名が売れ、信用度も3になるでしょう。これ以降、I:シナリオイベントに挑戦ができます。 |
シンク | : | 「面白そうじゃないか。こいつを倒せば僕らはヒーローだよ」とリットに。 |
リット | : | 「上手い具合にトラブルが起こってくれてたもんだけど……相手が大したもんじゃないといいね」 |
GM | : | ルカ「あんたなら大丈夫さ、キャプテンリット」 |
リット | : | 「たはは……まぁなんにしろ人に迷惑かけてる害虫がいるなら、片付けないとだしね!」 |
マリー | : | 「はい、片付けはきちんとしましょうね、船長」 |
リット | : | 「ぐぬぬ、わかってるよぅ……」って頬を膨らませます。 |
▼リットの手番 | ||
さて、降下イベントの結果、討伐(ミュータント)が増えた。討伐とは『どうしようもないほど強力で巨大な怪物』を倒すクエストである。 とりあえず、名前を決めなくては。マクガフィンチャートを引く。 | ||
GM | : | (トランプを見て)……ふむ、ミュータントはアリエルと名付けられています。そして、アリエルを生み出した科学者は既に殺されています。 |
アリエルはマクガフィンチャートの女性名表の結果だ。せっかくなので見た目もそれっぽくしよう。 | ||
GM | : | アリエルは全長100mほどの女性型の巨人です。こう、スラリとしていて巨〇兵みたいな。 |
シンク | : | エッ、倒せなくない? |
GM | : | 討伐するには次の条件が必要です。信用度3以上&タスクチャレンジ「弱点看破」を成功させる。……どうやらこのイベントも信用度3にならないとクリアできません。 |
マリー | : | あらら |
リット | : | 確か今は信用度1だっけ。 |
GM | : | はい。他に信用度を上げる方法は『噂の探索に成功する』『なんらかの戦闘に勝利する』です。戦闘も今ならできますよ。この惑星にはアリエルという強大な敵がいるとわかったので。とはいえ、相手は非常に強力なため、とどめはさせませんが……。 |
リット | : | となると、やっぱり相手の弱点とか、急所とかわかる範囲で調べとかないとヤバそうだね。 |
GM | : | それがタスクチャレンジ「弱点看破」にあたります。弱点看破は[知力]か[感覚]で目標値8を行います。 |
リット | : | ぐぬぬ。アタシ[知力]も[感覚]もおバカだからわかんないっ |
シンク | : | なあに、クリティカルすればいい |
リット | : | それもそうだ。GM、タスクチャレンジって3人で見に行く感じなのかな? |
GM | : | 判定できるのは一人ですが、演出として3人同時にいることはできます。 |
リット | : | なるほど。どうしようかな。 |
マリー | : | ここの治安当局に話を通さずに殴りに行くのも問題ありそうではある。加勢するので持ってる情報くださいってアプローチをしたらどうかしら。 |
リット | : | 治安当局も討伐しようとしてるわけだしね。そうしよう。 |
GM | : | じゃ、治安当局に向かうんですね? それでは、リットは治安当局のある区画に着きます。区画内は慌ただしいですね。 |
リット | : | 「ん、何か忙しそうだなぁ・・・?」 |
GM | : | 『13番地区にアリエル出現!応援頼む!』『了解、すぐ向かう!』などの無線が飛び交っています。 |
リット | : | けっこう、あっちこっちに出没してるっぽい? |
GM | : | ゴジラみたいな感じで出現しては退散する感じですね。 |
リット | : | 「えーと、害獣駆除ってこっちの窓口さんでいいんでしょうかー?」って声かけてみます。 |
GM | : | では、受付のふくよかな女性が対応してくれます。「はい、そうですよ。なにかが脱走しました? あいにく、アリエル戦で手が止まっていて……」 |
リット | : | 「えーと、アタシ達そのアリエルって害獣の駆除でお手伝いできないかと思いましてー」って切り出してみよう。そういえば身元を証明する書類とか必要なんだろうか……。 |
マリー | : | 協会公認の冒険者は何かしら持ってそうな気はしますねぇ。 |
GM | : | 身元証明はデジタル認証ですぐに行われるとしましょう。ここは技術レベル4(現代より高い宇宙時代の技術レベル)だからそれくらいできます。 |
GM | : | 「冒険者の方ですか? ええ、もちろん、猫の手も借りたいくらいです」では、タスクチャレンジの一環として処理しましょう。リットは[知力]か[感覚]の好きな方で判定してみてください。 |
リット | : | ぐぬぬ、どっちも苦手なんだよなぁ(知力0で感覚1)取り敢えず[感覚]で振ってみよう。(ころころ)9成功! |
GM | : | [感覚]なので、受付の人とうまく会話して、アリエルの特徴などを教えてもらえたことにしましょう。 |
GM | : | 「アリエルは無敵よ。なんらかの弱点を見つけない限りかすり傷1つ付けられない。それに攻撃力も非常に高いわ。注意してね」 |
シンク | : | こわくない? |
GM | : | 《無敵》という特殊なスキルを保有しています。『弱点看破』が終わるまで一切のダメージを受け付けません。また、ダメージが常時+1D6されます |
リット | : | 「なるほど、これだけ大規模に討伐隊組んでるのにはわけがあったんですね……」って神妙に聞いてよう。これは一発殴って様子を見るってのは、すぐには難しそうだなぁ。 |
▼MALの手番 | ||
GM | : | 次はマリーの番です。 |
マリー | : | なら私はアリエルがらみの噂をたどってみましょう。お掃除しつつ電脳でネットにアクセスする。 |
GM | : | あ、噂の探索はフォロワー/施設/食事/全部から選べます。アリエルがらみになるかどうかわかりません。ただ、フォロワーが増えたり施設が増えたり食料を手に入れたり、PCが強くなれるのでやっといたほうがいいよってやつです。 |
マリー | : | なるほど、食べっぷりのいい女の子の噂が立ってないか気になるところだけど、それはこっちへおいといて……(リット:笑)。フォローしてくれそうな人の探りを入れてみますか。 |
GM | : | 了解です。(カードを引く)……では、PUB『イオ』という酒場に冒険者がたむろしているとマリーは分かります。向かいますか? ちなみについていきたいなら他のPCもついていくことができます。まぁマリーの許可があったほうがいいでしょう。 |
マリー | : | 向かいます。酒場ですし、18歳未満は呼ばない方針で。 |
GM | : | では、PUB『イオ』にマリーはつきます。中には何人かの冒険者がいます。それぞれがパーティを組んでいるようですが、ひとり、孤独にチビチビ飲んでいる奴がいます。その孤独な冒険者以外は『アリエル? あぶねえし、あんなのに勝てっこねえし』って感じでパーティ内で意見が一致しているようです。 |
マリー | : | ではその孤独な人に近づきます。 |
GM | : | 「オ、オレなら、やれる、やれるさ……」ぶつくさいっている孤独な男。 |
シンク | : | ヘタレくさい |
マリー | : | なにかしら情報は持ってるかも? |
GM | : | じゃあ、マリーに気付きます。「な、なんだアンタ……こっちを見て……ひょっとして、冒険者か……」 |
マリー | : | 「失礼、この辺りを騒がしているアリエルというミュータントについてあなたが何かご存じという噂を伺いました。もしよろしければご存じのことを教えていただけないかと思いまして。もちろん成功時にはそれなりの報酬を当局にお願いすることになるでしょう」 |
GM | : | 「へ。へへ……アリエルのことか……。わ、わるいがオレは、詳しいことは、わからねえ、だが、弱点さえつけば、倒すことが、できる。そのあとでなら、俺も、協力できる」こいつは荒事屋のようです。弱点を抜いた後にたたみかける時に活躍してくれるでしょう。 |
マリー | : | 「ふむ、それでしたら詳しいことを知っていそうな方に心当たりはありませんか? むろん、あなたも協力者として当局に報告しますので」 |
GM | : | 「さ、さあな。むしろ、俺の睨みでは、いない、と思うぜ。弱点がわかってれば、奴を、倒せる。倒せてないんだから、このディモスに、奴の弱点を、知る奴はいないんだ」 |
マリー | : | これは船長の野生の勘がたよりかしら |
GM | : | 「へへ、でも、アンタなら、見込みがあるぜ。……なぁ、アンタの船、教えてくれよ。俺も、のせて、くれないか?」この男の名はジーン、これまで孤独に生きてきた冒険者。初めての仲間、募集中。 |
リット | : | 荒事屋なら引き入れておきたいけども |
マリー | : | 「私は船ですが船長ではありませんので、その件に関しては船長のご判断です」 |
GM | : | 「へ、そうかい、まぁ、まってるぜ」ぐっ、とサムズアップ。そして彼はちびちび飲み始めます。あとこれで信用度が2になりました。いつのまにか『アリエルを倒そうという気概のある冒険者がいる』という噂が広まっています。 |
マリー | : | 「お手間を取らせました。ありがとうございます。協力願うときにはまたご連絡いたします」 |
リット | : | 情報は残念だったけど、味方一人出来たからそれはそれでOK |
GM | : | 「ま、まってる……」 |
マリー | : | とりあえずジーン君の勘定払っておきます |
GM | : | 「!? あ、あ、マジか……。こういうとき、なんて、いえばいい。きっと、恩は、返す。かならず」 |
シンク | : | ジーンくんマリーに惚れそうだな。 |
▼シンクの番 | ||
GM | : | じゃあ、次はシンクの番です。 |
シンク | : | 暇つぶしに食事を取りにいこう。リットも来る? |
リット | : | 「あ、行く行くー」ってついていこう。「考えで煮詰まった時は美味しいもの食べてしっかり寝る、コレが一番だよ〜」って鼻歌でも歌いつつ。 |
シンク | : | じゃあ、噂の探索の一端として、屋台の集まった通りでも見物しに行くかな。「腹が減っては戦は出来ぬ、なんてことわざもあるしね。さて、変わった料理はあるかな」交易惑星だしこういうの楽しそう。 |
リット | : | 色々な所から物資が流れ込んでるだろうから、いろんなものがありそうだねw |
さて、噂の探索でトランプを引くとちょっと困ったことになった。 噂では場所が設定されているのだが『場所:遊覧船』となっている。通常はこの場所にいくことで該当の食料が手に入るわけだ。もちろん、記述を無視して屋台でこの食品が売られていることにしてもいいのだが……。 | ||
GM | : | よし、屋台の通りにチケット売り場があることにしましょう。シンクはこの屋台通りが、遊覧船の乗り場にしつらえたものだと気づきます。乗降する予定の人が屋台で食べたりしているようですね。 |
リット | : | 待ち合わせ時間の間に飲食するようなイメージかな。 |
シンク | : | 「へえ、こんなのあるんだ」宇宙ニワトリの串焼きをかじりつつ |
GM | : | そうそう。この遊覧船はディモス周回軌道上を一周する予定です。ハイソな人の中で有名な0G(ゼロ・ジー)カクテルがこの船内で飲めるらしい。 |
シンク | : | 「リット、乗ってく?」 |
リット | : | 「せっかくだし、乗ってこう!」って切符買いに行くよw 「えーと。大人二枚でー」とかいいつつ。 |
GM | : | では、君たちはこの船に乗り込みます。(遊覧船の名前は……トランプをひく)『遊覧船メタン号にようこそ』と受付が応対してくれますね。 |
マリー | : | 爆発しそう。 |
シンク | : | 名前がやばすぎる。 |
GM | : | シンクとリットを乗せたメタン号がゆっくりとディモス周回軌道上へ進みます。交易小惑星として発展したディモスの光がまばゆく映っている。 |
リット | : | 「おー、星の海を渡るのもいいけど、惑星表面を眺めるのもいいなぁ」 |
GM | : | ふと、遊覧船が止まり『それでは、0Gカクテルをご賞味ください。最高の一時をあなたに』とアナウンスが流れ、船内が無重力状態になります。カクテルがシャボン状に浮き、ゆらゆらと液体の層がまざる……ここにストローを差し入れて飲むのが通らしい。 |
シンク | : | せっかくだからその飲み方て味わってみるか。 |
GM | : | 特に交易にまだ日の浅い宇宙慣れしていない星の富裕層に絶大な人気を誇るカクテルなのです。 |
リット | : | なるほどー、交易に慣れていくステップアップの場でもあるわけね。 |
GM | : | では、2D6をどうぞ。その分最大精神力が上昇します。 |
シンク | : | (ころころ)6「面白い飲み方だけど、風情はないね」あんまりお気に召さなかった |
リット | : | (ころころ)5「まぁまぁ。たまには無重力で遊ぶのも楽しいよー」ってフワフワ漂いつつw |
GM | : | おっと、君らは《食堂》の効果もなぜか乗るので、+2ずつね |
《食堂》はリットたちがジョルダーノ・ハーパーに保有している設備だ。《食堂》で調理できるほか、保有しているだけで食料の効果が+2される。本来は《食堂》内で調理してもらいたいところだが、今回はルール処理優先・演出後付で処理しよう。 | ||
GM | : | なお、この場にいないマリの分のカクテルを持って帰ってもいいですよ。お持ち帰り用はカプセルに封入された状態で渡されます。「無重力化でお楽しみください」と注意書きに書かれたりしている。 |
リット | : | 「せっかくだし、マリーさんにもお土産持っていこう」って持って帰ろう |
GM | : | そして、噂の探索をしたので、君たちの信用度が3になります。 |
リット | : | 顔を売ってきた感じだねー。 |
さて、ここらで彼を出しておいた方が綺麗にまとまりそうな予感がした。すでに条件はそろっているが、セッションとして一括りをつけるためには段階を踏んだ方がいい。 | ||
GM | : | そうですね。では、君たちに声がかかります。 |
GM | : | 「0Gカクテルはお気に召さなかったかね?」 |
シンク | : | 「あなたは?」 |
GM | : | 「私はハレーというしがない商人だ」 |
シンク | : | あらまあ |
リット | : | およ、ハレーさんが接触してきた。 |
GM | : | 「まぁ、冒険者にとっては子供だましに見えるかもしれんな」といいつつも、さほど気に障った感じではない様子 |
シンク | : | 「僕は落ち着いて飲むのが好みなだけですよ……はじめまして、ハレーさん。僕の名はシンク。お見知りおきを」握手を求めようかな |
GM | : | 「なるほど、たしかに酒は落ち着いて飲みたいものだな。よろしく、ミスター・シンク」握手を返します。 |
リット | : | 「アタシは面白いと思ったけどなー・・・あ、リットと申します、以後、お見知りおきを」精一杯丁寧にあいさつしよう |
GM | : | 「これは失礼した。ジョルダーノ・ハーパーのキャプテン・リット」リットとも握手をします。 |
リット | : | 「そこまでご存知とは恐縮です」と握手に応えよう。もうこっちのこと知ってるんだ。 |
GM | : | 信用度が上がると色々知られるのです。惑星によっては刺客とか送り込まれるけど、まぁそれはそれ、今回は特に問題はありません。 |
リット | : | 名前が知られ過ぎるのも危険だしねぇ。 |
シンク | : | 「この船はあなたが企画したもので?」 |
GM | : | 「ああ、そのとおり、このメタン号は私の船だ」ハレー氏、ネーミングセンスはやばそうです。 |
シンク | : | ヤバい。 |
リット | : | ヤバい。 |
GM | : | 「このディモスには何用で来たのかね?」 |
シンク | : | キャプテン、何から話そう。単刀直入にいく? アリエル倒してからにする? |
リット | : | 大元の理由はまだ言うべき段階じゃない、かなぁ? アリエル倒してからでも遅くはない気がする |
シンク | : | そうだよなぁ。「この星で、なかなか厄介なものが暴れていると聞きまして」 |
GM | : | その言葉を聞くとハレー氏はため息をつきます。「……アリエル。君たちの要件がアレの討伐だというのなら話は早い」 |
シンク | : | 「腕に自信はあるもので」ちょっとドヤ顔 |
リット | : | 「何かご協力できれば、と思い訪れた次第です」 |
GM | : | では、ハレー氏は感じ入ったように頷きます。ピロリンという音と共にジョルダーノ・ハーパーのクルー全員が所持しているインカム(通信装置)にメールが来ます。口座の入金報告ですね。50万En送られてきました。 |
GM | : | 「即金で50万だ。頼む! この星を救ってくれ!」 |
シンク | : | はえー、すごい |
リット | : | でもそれだけ金額が大きいってことは、それだけヤバいって事の裏返しでもあるわけで |
マリー | : | これは後が怖そうだわw |
シンク | : | 「お互い話が早くて助かります。僕たちに任せてください。……ついては、何かアリエル討伐に役立つ情報でもあれば助かるのですが」 |
マリー | : | アリエルの元凶になった科学者がらみで何か情報無いかしら |
GM | : | ではここで手番をリットにうつしましょう。今の行動はシンクの噂の探索の後処理に過ぎないので。なにか情報を得るならリットの手番にしましょう。 |
リット | : | そうしよう! |
▼リットの手番 | ||
GM | : | 舞台はこのまま遊覧船メタン号です。タスクチャレンジとして[知力]か[感覚]で判定すれば情報が得られます。あるいは噂の探索とかをすれば、ハレーさんが「私は分からないがこの施設なら」とか言い出すかもしれません |
リット | : | タスクチャレンジします。前回と同様[感覚]で、良い目出ろー!(ころころ)5。残念だったorz |
GM | : | では、「すまんが、私にもわからない。それも君たちに任せることになる」 |
リット | : | 噂の探索すべきだったね……ごめん。 |
シンク | : | OK OK そういうこともある。 |
リットとシンクを乗せ、ディモス周回軌道を回る遊覧船メタン号。 普段ならば恒星の影の側には宇宙港の夜景が煌びやかに見えるだろう。だが、今日の夜景は暗い穴が開いていた。その中心だけが煌々と赤く光っている。炎の中を進む巨体。アリエルが悠然と歩き、ディモスを蹂躙しつつあった……。 |
▼MALの手番 | ||
GM | : | では、マリーの手番になります。 |
マリー | : | ではもう一回『噂の探索』。 |
GM | : | フォロワー/施設/食料のどれをします? |
マリー | : | フォロワーと食料はもうやってしまったので施設にしましょうか。 |
GM | : | では、マリーは商業都市内にサイバー医院があることを突き止めます。どうやらアリエルを生み出した科学者の友人がここにいるようだ。(そろそろこの科学者の名前決めておこう……カードを引く)ちなみにアリエルを作った科学者の名前はタイタンです。ドクタータイタン。一方、このサイバー医院を経営しているのは(カードを引く)ステラおばさんです。さて、マリーは『ステラおばさんのサイバークリニック』に向かいますか? |
シンク | : | ここもまたネーミングセンスが……w |
マリー | : | そうですね。向かいましょう |
GM | : | では、怪しげなビルの5階あたりにクリニックがあります。 |
マリー | : | 「シップAIの健康診断を」といいつつアリエルがらみの話を聞いてみようかしら。あまり重要でない領域をちょっと見て貰ったりして。 |
GM | : | 「いらっしゃい。シップAIのお客なんて久しぶりだ。ここじゃあまりサイバーウェアは流行らないからね」やつれたオバサンが出てきます。「……こいつはキャッシュ疲れさ。クリーンナップすれば頭もすっきりだよ」 |
リット | : | シップAIも疲れたりするのかな……w |
マリー | : | 「この交易小惑星に来たらなんだか騒がしいのですが、ミュータントの暴走ですってね」 |
GM | : | ぴたり、と手が止まります。そろそろ誰か来る頃だと警戒していたのでしょう。「あんた、あたしとドクタータイタンのことを知ってて、ここに来たんだね?」 |
マリー | : | 「多少のことは小耳に。よろしければ事態の沈静化に協力願えればと思ったのも理由の1つではあります」 |
GM | : | 「ふん、いいだろう。だが、順番は守っておくれ。あんたは患者。あたしは医者だ。サイバーアップを終えたら話してやろう」というわけで10万Enで肉体改造施設が利用できます。利用しなくても結構です。 |
リット | : | 腕が良いだけに細工されそうで怖いw |
マリー | : | 「もちろん診断も。実は船長のことで気苦労が云々ぶつぶつあれこれなんだかんだ」 |
リット | : | 怒涛の世間話モード突入w |
GM | : | 基本的に噂の探索は噂の場所にいく&施設の利用権を獲得するまでで終わりです。情報調べる(タスクチャレンジをする)なら次の手番ということになります。 |
マリー | : | なるほど、ではこのクリニックの利用権を得たので、このシーンは世間話をステラおばさんとしながら一旦終了しましょう。 |
▼シンクの手番 | ||
シンク | : | 俺の手番か。さっきのシーンに戻ってハレーさんにアリエルへの対策について聞きたいな。タスクチャレンジとして。 |
GM | : | オッケーです。では、ハレー氏はアリエル対策本部を紹介してくれます。そこはさまざまな情報が交差する指令室。画面下にテロップで「アリエル対策本部」と出ます。 |
シンク | : | 誰か偉そうな人とかいる? |
GM | : | んー(適当にカードを引こう)ディモスの警備隊を率いるプロトン司令がおります。黒人でガタイのいい指令ですね。 |
シンク | : | 状況はやっぱり芳しくなさそう? |
GM | : | 芳しくないですね。基本的にPCが活躍しない限り状況は改善しませんから。 |
シンク | : | 「やはり状況はよくなさそうですね」 |
GM | : | プロトン司令「君がミスタ・ハレーの紹介にあったジョルダーノ・ハーパーのクルーだな。ああ、状況はよくない。とても悪い。……ドクタータイタンは天才だったが、とんでもないものを遺してくれたものだ」 |
シンク | : | 「ハレー氏より、ここなら何かアリエル討伐の手掛かりがあるかもしれないと紹介されましたが」 |
GM | : | 「……そうだな、そのとおりだ。ひっきりなしに現場の隊員たちの命がけの報告が来ている。錯綜する情報の中から弱点を見つけなければならない」情報はいっぱいあるけど、どれが重要なのかわかんねえから判定してくれって感じです |
シンク | : | なるほど |
シンク | : | 「参考までに、その報告を閲覧させて頂いても?」ダイスを振ろう |
GM | : | 「ああ、もちろんだ」知力で自分で調べてもいいし、感覚で直感でもいいし、他人をいい気にさせて調べさせてもいいです |
シンク | : | 感覚で(ころころ)6……ダメだったな、スキルを使おう。《インテリジェンスアイテム》今使って判定をクリティカルにする! |
GM | : | オッケーです! まず、達成値7+2=9になったあと、さらに2d6を振って達成値を増やします。 |
シンク | : | (ころころ)合計で13だ! |
GM | : | ノルマをクリアしました。アリエルの弱点が看破されます。(カードを引く)……アリエルは特定の周波数を連ねた音…すなわち音楽に弱いです。そうだなー、シンクは音楽のジャンルはなにがすきですか? |
シンク | : | ケルト的なやつかなあ? 弦楽器と打楽器中心のメロディアスなの。 |
GM | : | じゃあ、ケルトミュージックがかかるとアリエルが弱体化することに気付いた。 |
シンク | : | なんか限定的すぎない? やっぱりメタルバンドとかにしとこうぜ、すごいシュールだ |
GM | : | (せっかくなのでPCの希望にしようかと思ったけど、意図は説明すべきだったな)はい、ではメタルでいきましょう。この音楽が鳴っている間、アリエルは無敵ではなくなり、攻撃力も弱体化するようです。 |
シンク | : | 「指令、この報告を」 |
GM | : | 「(報告を聞いて)……! ヘ、ヘビーメタルだと!? いや、そんな……だが、まさか!?」たしかに、今までの報告では隊員がメタルを聞いているときに限り生存報告があったりしていたのだった。 |
マリー | : | タイタン博士が演奏する酷いメタル聞かされ続けてアリエルは発狂したのかしら…… |
シンク | : | 「無敵のミュータントと聞くアリエルですが、隊員の聞いていたヘビメタに過剰な反応を示し動きが鈍った、とのこと。意外なところに弱点がある可能性もなくはないのでは?」 |
GM | : | 「ふーむ……やる価値はあるな。よし、全隊員につなげ!」これ以降、アリエル討伐のための準備が進められます。PCたちが《総攻撃》を宣言するとクライマックスにいきます。宣言はいつでもいいです。 |
▼リットの手番 | ||
GM | : | さて、リットの手番です。総攻撃をしますか? その前に、設備や施設を使って強化をしたいですか? |
マリー | : | ジーン君呼んだ方がいいかしら |
GM | : | ジーンくんは仲間になりたそうに見ている……。とはいえ、戦闘中《荒事屋》を使用する瞬間に登場させたりもできるんでそこらへんは演出の範囲内です。手番を消費する必要はありません。 |
リット | : | フォロワーにはフォロワースキル以外の効果はないんだっけ? |
GM | : | そうですね。拡張版でFトループという新種のフォロワーも増えていますが、今回のジーンくんは《荒事屋》でした。ルカと同様のことができますが、それ以外のゲーム上の能力はありません。演出ではがんばって戦ってくれます。 |
リット | : | 了解。じゃあ、いまのうちに設備とか施設を使っちゃおう。 |
GM | : | いまだとステラおばさんのサイバークリニックが施設にあります。あとはPCたちの自前の設備ですね。ええと…… |
ジョルダーノ・ハーパーの設備で行動を用いて使用するのは《食堂》《遊戯室》《バーチャルシアター》の3つ。あっ。 | ||
GM | : | 《バイオプラント》ありましたね。これセッション前に宣言する効果なんですが、忘れてますね。使ってたことにしていいですよ。 |
リット | : | わ、忘れてた。ありがとう。精神力4点上昇だね。 |
セッション開始前に宣言する効果は忘れやすい。ゲームマスターの判断によるだろうが、僕はこういう場合使ってもいいよ、ということにしている。もちろん、これはゲームマスターの流儀による。 そんなこんなで何の設備を使うかのプレイヤー同士の相談が始まった。 | ||
リット | : | 直で攻撃受けることも考えると、マリーさんの強化も間違っちゃいないのよねぇ |
シンク | : | 俺はサイバークリニックは使わないでおく。生身のままでいたいしな。 |
マリー | : | 私の肉体と敏捷を+1してもまったく火力にならないのでステラ先生には愚痴だけ聞いて貰おう |
リット | : | 情報はほぼそろったと思うけど・・・後は腹ごしらえとかかな? |
GM | : | 食事は重要ですね。しかし、リットとシンクは0Gカクテルを飲んだので《食堂》を使っても出目がいい場合に上書きされるだけです。出目の良しあしはやらないとわかりませんが。 |
シンク | : | それでも、とりあえずメシ食おう。さっき微妙な出目だったし。 |
リット | : | そだねぇ……やっぱりごはんにしようw |
GM | : | 全員でご飯ですかね。ジョルダーノ・ハーパー内の食堂で。 |
マリー | : | 私はまだステラ先生のところでお話聞いてないはずなんだけど、出てもいいのかしら。 |
GM | : | 手番中に登場したければいつでも登場していいですよ。ステラ先生の話を次の手番でもしたいのなら回想シーンにしてもいいです。 |
そう、このゲームは『シーン制』のゲームである。 シーン制は場面(シーン)に登場しているかどうかが重要であって、それまでに何をしていたかは後で定義してもいいし、いっそ定義しなくてもいい。 映画のシーンと同じ要領だ。時系列通りに進む必要はなく、物語の請求次第で場所や時間の順番は変えていいのである。 とはいえ、何をしていたかを短時間でゲーム参加者全員に伝えられるなら少しくらい時間を割いてもいいだろう。 | ||
マリー | : | では「・・・〇△□×?*@+?=#$%&!・・・・。キャッシュクリア完了。256ペタバイトの空き容量を確保」と早回しでステラ先生に愚痴をこぼし続けた後、「どうやら新しい情報を入手したようですので、先生のお話はまた後ほど伺います」とクリニックの支払い済ませて戻りますか。 |
GM | : | www |
リット | : | 大半がアタシの愚痴になってそう |
GM | : | 了解です。そうしてマリーがジョルダーノ・ハーパーに戻ると《食堂》で食事のようです。 |
リット | : | 「もきゅもきゅ……あ、マリーさんおかえりー」 |
マリー | : | キャッシュクリアしておいて良かった |
マリー | : | 「ただいま戻りました。なにか有力な情報が入手できたようですね」 |
シンク | : | 「例の化け物の弱点のアテができたよ」 |
リット | : | 「なんかね、重低音でずどどーって音聞かせると弱るみたい? |
GM | : | これまでのまとめをしつつ、合流しながら食事、いいですね |
マリー | : | 「なるほど。大昔の地球にはその歌で害虫を退治したという男性歌手の伝説がありますが、現代にも似たような話がある物ですね」 |
リット | : | 「へぇ、昔の人って凄かったんだねぇ・・・」 |
GM | : | さて、食事をした皆は判定しよう。2D6+2だ |
リット | : | (ころころ)8 |
シンク | : | (ころころ)8 |
マリー | : | (ころころ)12 |
GM | : | おお、すごい。マリーはたぶんキャッシュクリアによって味覚が向上したのでしょう。クリアな味わい。 |
リット | : | ノイズが減ったせいでセンサーが鋭敏になったのねw |
▼MALの手番 | ||
GM | : | さて、次はマリーの手番です。 |
マリー | : | じゃあ《バーチャルシアター》でアリエルのデータを見ましょうか。 |
GM | : | なるほど、いい演出ですね。では、マリーは推定されるアリエルの戦力データをあらかじめ入力することができます。これにより対処もしやすくなるでしょう。《バーチャルシアター》の効果で好きなスキルのレベルを1上昇していいですよ。 |
マリー | : | 《ハッキング》をレベル3にあげておきましょうか。 |
GM | : | キー!強い! |
シンク | : | 俺らも同時に使用してたことにしてもいい? |
GM | : | んー、本当は逐次行動を消費するけど、まあいいか。どうぞ。 |
冒険ルールにおいて『手番を順に管理する』というのはプレイヤー感の機会平等を図るための仕組みだ。 今回のように設備を同時に使用したい、というのは他のプレイヤーの行動を潰しているわけではないので手番順にこだわる必要はない、ものと判断したので採用している。各ゲームマスターは手番を機会平等というものさしで判断するといいだろう。 | ||
シンク | : | 《跳弾》をレベル2にしておきます。リットはどうする? |
リット | : | アタシはどうしよう……《双撃》3レベルにしておこうかな。コスト下がるし。 |
GM | : | 皆でシミュレーション戦闘をして過ごしたのですね。 |
▼シンクの手番 | ||
GM | : | では、シンクの行動です。なにします? |
シンク | : | 《遊戯室》を使おう。〔器用〕のゲームをしよう。前回はビリヤードだったし、今回はダーツとかかな。他二人はどうする? |
マリー | : | なんでも参加しておけば役に立つかもしれない。というわけで参加しましょう |
リット | : | だねー。「食後に運動も必要だよね!」ってわけで参加します。 |
シンク | : | じゃあ、さっそく判定(ころころ)6 うわあ低い。 |
リット | : | (ころころ)8 こっちも低かったorz |
マリー | : | (ころころ)7 |
GM | : | 勝者はリット! |
シンク | : | まさかのリットの勝利。つっても器用3あるしまさかでもないか。 |
リット | : | おお、ダイスの値がアレだったからダメだろうと思ってたw |
GM | : | 順当ではありますね。リットは精神力を増やせますよ |
リット | : | ほいさー(ころころ)5。精神力の合計が27に。大分増強できました! |
GM | : | 一方、負けた二人は《経験が生きる》という特殊なスキルを1回使えます。器用判定を+2できる。 |
シンク | : | よし。シンクの準備はこれで終了だ。 |
こんなシリアスな状況でダーツかよ!と思うかもしれないが設備効果は非常に強力だ。 うまく演出に落とし込めればなおいいが、特に気にせず使ってもいい。プレイヤーは満足しているし大丈夫だ。 |
▼リットの手番 | ||
リット | : | あと残ってるのというと、艦内のはもう使い切ってるよね? |
GM | : | ステラおばさんのサイバークリニックでリットを改造することができます。 |
リット | : | むーw |
マリー | : | 野生の勘が鈍りそうw |
リット | : | マリーさんの話を聞いて「育ての親にさ、親に産んでもらった身体を弄っちゃいけないって言われてて・・・」とか言ってごまかしますw |
このようにディスカバリーチャートのフレーバーとPCの設定によっては断りたくなることもあるだろう(食料には、お世辞にも食べたいとは思えないようなフレーバーのものもある)。それで断ることは別に何の問題もない。今回の場合はこのようにロールプレイの呼び水となっているので十分にディスカバリーチャートはその役目を果たした。 | ||
リット | : | あと特に準備することないなら突っ込んじゃいます? |
シンク | : | マリーがクリニック使わないなら戦闘やな |
マリー | : | あとはジーン君呼ぶくらいかしら |
GM | : | この小惑星は普通にインカムとかあるし、ジーンくんはまがりなりにも冒険者なので普通に通話できます |
リット | : | 「それじゃ、ジーンって人に声掛けて・・・害獣退治と洒落こみますかね!」ってわけで出発しよう!総攻撃を宣言します! |
GM | : | では、ジョルダーノ・ハーパーが宇宙港から発進すると、プロトン指令から通信がはいります。 |
GM | : | プロトン「準備はできたようだな、諸君。アリエルの弱点であるメタルミュージックはこちらで用意した。貴艦の攻撃の直前にミュージックをスタートする。微力ながらディモス警備隊も助力しよう」データはありませんが背景で攻撃とかしてくれるようです。 |
リット | : | ありがたやありがたや; |
GM | : | 「攻撃の号令はそちらで言ってくれたまえ。こちらは準備OKだ」 |
リット | : | 「こちらも死なない程度に全力を尽くします」って笑いつつ、敬礼しとこう。死にそうになったら速攻で逃げるけどね! |
GM | : | うらむぞw |
リット | : | やっぱりー?! ま、まぁ責任をもって戦うことは確かよ、こっちも命張るんだしw |
GM | : | そうじゃないと困ります!(トランプを引き) さて、敵の構成が決まりました。敵は巨大な敵です。具体的には5体の部位で構成されています。頭&体(エイリアンB:ボス)、腕(エイリアンB:エリート)、足(エイリアンC:ザコ)ですね。 |
リット | : | でかっ?! |
GM | : | ハイ。全長100m前後の巨体がドームとかシェルターとかぶっつぶしながら徘徊しています。アリエルはディモスの繁華街に向かって歩きだしています。 |
シンク | : | やべえ。 |
GM | : | ずしーん、ずしーん。 |
リット | : | 「考えてても仕方ない!取り敢えず足を集中攻撃、アリエルの足を止めるよ!」 |
GM | : | プロトン指令「了解だ。頼んだぞ、ジョルダーノ・ハーパー!」 |
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